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2020.12.21
わかってほしいけどわかってくれない
日頃、こんな事感じられた事ないでしょうか?
ブッタってご存じでしょうか?ブッタの詳しくはネットで調べてみて下さい(笑)。口下手だから伝わらないとかこういう話し方をすれば相手に伝わるとかそういうお話ではないんです。
仏教の教えとでもいうのでしょうか?そういった角度からのものの考え方のお話です。不思議と考え方をいい方にもっていくとほんといい方に行くのですが、逆になるとほんと悪い方に流れてしまいます。
ですから現状を変えずに考える角度をちょっと変えてみるゲームだと思ってください。
不思議と気持ちが楽になりますよ。職場、家庭、夫婦関係等、社会生活で結構、使えます(笑)。
大きく3つに分かれるようです。
一つ目は、「わかってくれない事が当たり前だと知る」二つ目が「分かってほしいという思いを捨てる」三つ目が「時期到来を待つ」事だそうです。
仏教では、考え方やものの見え方・感じ方や育った環境等全て一人一人違うと考えるそうです。
ですから一人一人住んでる世界が違うだけに相手に理解してもらえる事自体がほぼ難しいと考えるそうです。難しいと意識する事で「じゃあどうすればって」、自然とわかってくるそうです。
そして「わかってほしいという思いを捨てる」とは、あきらめなさいという事ではなく、いったん自分の考えを置いといて相手の立場になって考えてみる。
わかって欲しいという考え方は、相手を攻撃もしくは相手の考え方を変えるという事になってしまいます。そうすると前途の様に住んでる世界が違うだけに中々理解してもらえないので、つい争いや問題解決にならない。
ですから、まず自分が相手の立場になって考える事で180度見方を変える事で何か新しい道が見つかるという事だそうです。
こういった相手に与えるって事を仏教では、「布施」というそうです。お金の話ではありませんので(笑)。
仏教では、与えると自分に戻ってきて、相手から奪おうとすると自分のものも奪われると考えるそうです。自分の苦しみをわかってもらう前にまずは、相手の苦しみを、わかってあげようと努力してみる。
そうする事で結果的に自分のわかってくれないという苦しみが解決されていく様ですよ。
3つ目の「時節到来を待つ」というのは、相手に理解してもらう時(時間)を待つとい事だそうです。
種をまいて芽が出るまで少し時間と水やりなどの努力がいりますよね。
そんな感じで、そういう時期(縁)になれば自然と理解されるので、それまでじっくり待つとい事だそうです。
こういう事は、中々できないかも知れませんが、こういった事を知ることで心が穏やかになり、心にゆとりの様なものができる様な気がしています。
新型コロナウィルス、残念ながらまだ終息の気配が見えません。コロナウィルスの感染拡大防止にもこういった考え方を持つことでいい方向に少しでも向かってくれるのでは、ないでしょうか?
今までにない大変な環境では、ございますが、来年少しでも早くこの新型コロナウィルスが終息する事願ってます。皆様良いお年をお迎え下さい。